今回は前回投稿に引き続き『差し歯治療』についてご紹介していこうと思います😌
差し歯の治療をする際はいくつかの状況判断をした上で治療に望んでるのですが今回はその中で①〜③をご紹介していこうと思います💡
①土台の種類について
➡︎まずは差し歯治療をする上で大事なポイントとなる土台についてです。
種類は主に以下になります😌
《ファイバー》
まずはファイバーです☺️
特徴としましては、強度が歯の硬さと近似しているため、根の治療をした歯が割れるリスクを軽減してくれます✨
噛む事で、噛む力が『被せ物➡︎土台➡︎根』の順番で伝わっていくのですが、土台と根の硬さが近似している事で噛む力(咬合力)が全体的に分散される事で歯の破折リスクを軽減してくれます😌
《メタル》
続きましてメタルです☺️
特徴は金属の為、歯より強度が強いのでファイバーと比べて歯の破折リスクが高まります💦
噛む事で、メタルの土台に伝わった咬合力がダイレクトに根に伝わるため、歯が割れやすくなってしまいます。
ただメリットとしましては、例えば根の治療をした歯が歯肉ギリギリのライン、もしくわ歯肉よりも下の位置にある場合
※下図参照
ファイバーを使う場合ファイバーの土台と根をくっつける時に使用する接着剤が水分を吸収する傾向がありますので、それが結果的に土台の脱離リスクに繋がったりして治療の成功率を下げてしまいます。
そのような時はメタルを使用する場合もございます💡
②歯茎から治療中の歯は何ミリ顔を出しているのか⁉️そして歯の厚みは⁉️
写真の図のように治療中の歯は、歯肉から何ミリ顔を出しているのか??
またそれは全周ちゃんと顔を出しているのか?それとも一部だけなのか??
一般的には歯肉から1.5〜2mm以上顔を出していて、厚みが1mm以上ありますと被せ物の脱離リスクが軽減して長持ちします。
一方でその量がないのであれば脱離しやすかかったり、破折リスクが高まったり、歯茎の炎症症状が起きやすくなると言われております💦
では、もしその量がない場合、確保するにはどうしたらいいのか❓❓
➡︎一般的には2通りありまして、
1.歯肉のラインを下げて1.5〜2mmの高さを確保していきます💡
⇨少しイメージし難いのですが歯の周囲は骨があり、その上に歯肉で覆われていて通常の歯は歯茎の中に埋まってるように見えます。
その歯茎を切開して歯の周囲にある骨を剥き出しにした状態で歯の周囲にある骨を削ってあげる事で歯の高さを確保します😓
※これに関しては今後何か良い写真が有れば追加でpick upしておきます🙇♂️
2.根を引っ張り出してくる(『ルートエクストルージョン』とも言います)部分的矯正治療によって、高さを確保していきます😊
※それぞれ治療期間も異なります。
③歯並び及び噛み合わせ
*過蓋咬合
だったり、前歯の治療において対に噛み合う歯が挺出(突き上げ)して生えてたりする場合には、その部分にも配慮して製作していく事になります。
特に過蓋咬合の場合は、写真のように噛み合わせがかなり深い為に、噛む力が必要以上に強い為、特に前歯とかに差し歯を作る場合(もちろん奥歯もですが💦)は壊れるリスクや患者様の噛み合わせによって、土台の材質だったり、上記でご紹介してる内容に特に留意して製作していく必要があります😓
今回は①〜③の項目に分けてご紹介してきました😊
今後もう少しわかりやすい写真など有れば随時更新してpick upしていきます💡
差し歯について何かわからない事、聞いてみたい事などありましたら、
Instagram『@dr.takahisa_official』のDMよりご連絡頂ければと思います☺️