今回はラミネートベニア法についてご説明していこうと思います☺️
まず始めに、、、
『ラミネートベニアとはどういった治療法なのか⁉️⁉️』
→簡単にざっくり言うと、歯の表側の面を少しだけ削り(削らない部分もあります💦)そこにシェル状の物(ネイルアートを想像してもらうと分かり易いです☺️)をペタッと貼りつけて見た目上キライな歯並びや、白さを得る治療法です。。
ラミネートの素材はセラミックなので白さについても希望に近い色味に仕上げられます!
では、ラミネートベニアについてもう少し詳しくご紹介していきます。
まずはどういった治療法かご紹介していくと一般的な教科書の説明では、
接着力を考慮し唇側面(歯の表側の面です)エナメル質(歯の構造の1番外側の部分です)の範囲内で、
必要最小限しか歯を削らない(歯を削らない場合もあります)で患者様のコンプレックだった歯の形態や、歯並び、白さを獲得する治療法です☺️
本来ならクラウン(全部を覆う被せ物の事です)の適応症例とされていた変色歯の改善や形態、歯の表側の部分の改善も近年の治療技術や接着技術により、適応症として増えてきております。。
では次に治療法についてご説明していきますと、
①患者様の歯がラミネートベニアの適応症かどうか診断します!
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②診断後可能であると判断した場合、モックアップ(モックアップとは、最終的な形態を持つプラスチック製のシェル状の物で、診断時に用いた患者様の最終的ゴールの形態を基に作られます)を作ります!
※もちろん患者様にも形態(形や長さも含めて確認してもらいます💦)
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③そしてその出来上がったモックアップを患者様の歯に装着して審美性、口元の違和感等評価してもらって大丈夫であれば、本格的にラミネートベニアの治療に移行していきます!
(➡️本格的なラミネートベニアの治療法とは、簡単に言うとラミネートベニアを歯の表側に貼るためにご自身の歯の表面を削る作業です)
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④削る作業ですが、単純に歯を均一に削るのではなく、ラミネートの厚みを考慮して削っていきます。その為、削る所もあればほとんど削らないとこもあります💦
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⑤そしてその削った部分に対して、用意しておいた最終形態の仮歯を装着して、一定期間過ごしてもらいます。。
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⑥患者様サイドから問題なければ最終的なラミネートベニアを製作するための歯型採りをして、完成したらSETと言う感じです。。
ただ上記の治療法に関してはもちろんクリニック、御担当先生によってやり方が異なります😓
あくまでもこれは私のやり方です💦
治療期間を短縮しようと思えば省ける工程もありますが、本格的な治療に入る前に今まで無かった部分に新たに加わる事で想定し難い症状や違和感等判断、確認したいので通院回数などは少し増えてしまいますがチェックします。。
患者数にとってラミネートベニアのメリットとしては、
①矯正治療と違い短期間で綺麗な歯並び、白さを手に入れられる事。
②自分の歯を削る量がクラウン(全部を覆う被せ物の事です)と違い最小限で済む事。今は一切歯を削らずにやる無形成ラミネートベニア法もあります。
が、イメージとしてあるかと思いますが、、
治療を始める前に御理解しておいて頂きたいのが、、、
①適応症がある事。
②見た目的には歯並びが綺麗になったとしても、根本の歯並び自体は改善してない事。
→例えばもともとデコボコな歯並びの方は見た目上はラミネートベニアを貼り付けた事により改善したとしてもデコボコの歯並び自体は改善してないので、デコボコしてる部分は虫歯リスクになりやすいと言う事です。。
③出っ歯傾向が強く歯並びもデコボコしている場合、本来なら矯正治療適応のケースで抜歯等をして引っ込めながら歯並び改善をするところを、ラミネートベニアで治す場合、単に歯並びをそろえるだけならラミネートベニアでいけなくもないですが、引っ込めるとなるとその分ご自身の歯を削る量が増えてしまいますし、限界があるので口元を閉じる際に違和感が出てくる可能性がある事。。
などが、想定されます。。
ラミネートベニア法自体はすごく素晴らしい治療法ですし、全国各地上手な先生は沢山いらっしゃいます😌
しかし、ここで私が伝えたいのは、
自分の受ける治療法の事をしっかりと御理解されてから受けて頂きたい事です。
歯科治療に限らずどんな物でもメリット、デメリット、自分に想定しうるリスク等ございます。
その一つ一つを正確に御理解して頂き(御担当の先生にご自身が納得いくまでご説明して頂き)自分にあった、ライフスタイルにあった治療プランを選択される事を切に願います☺️
私もまだまだ勉強する事が沢山ありますが、患者様と一緒に成長出来ればと思っております☺️
何かわからない事、聞いてみたい事などありましたら、
Instagram『@dr.takahisa_official』
のDMよりご連絡頂ければと思います☺️