今回はこのケースについて現在の状況、改善点、今後の予測についてご紹介していこうと思います。
初診時は11歳(11歳3ヶ月)で、主訴が『歯並びデコボコしているので改善したい』との事でした。
※前回の投稿したケース同様今回も、一般歯科にて矯正相談をされた時は『もう少し生え変わりが済むまで様子見ましょう』と言われたとの事でしたが保護者様がいつまで様子見るのか具体的明示がなかったとの事で僕の所に矯正相談でいらした患者様です。
まずは写真から現状を説明していきます。
《正面》

・上下前歯の真ん中のライン(正中ライン)は一致しています。
・左上前から2番目の歯の噛み合わせが逆になっています。(反対咬合)
➡︎本来であればそれ以外の歯のように上の歯が下の歯よりも外側(前側)に位置しているのが正常なのですが、この左上前から2番目の前歯の噛み合わせは逆になってしまっています。
《上の歯の写真》

・写真から見て右側の前から5番目の部分は乳歯が欠けて、一部永久歯が生えてきている萌出交換中になります!
➡︎その部分以外は全て永久歯になります👨
・上記の正面の写真でご説明した左上前から2番目の歯が内側から生えてしまっているのが顕著に見えます。
➡︎ただし、右上前から2番目の歯もやや内側から生えてしまっています💦
・顎のスペースが狭い為に歯並びがデコボコしています。。
《下の歯の写真》

・写真に写っている歯は全て永久歯です💡
➡︎その為、下に関しては生え変わりは終了してます💦
・左下前から2番目の歯が内側から生えてしまっています。。
・上同様に顎のスペースが狭い為に歯並びがデコボコしています。。
《横から撮影したお写真》

・写真から見た時に上の歯の方が下の歯よりも前に出ている上顎前突と言います。
➡︎上顎前突には大きく2パターンありまして、、
①上の成長が過成長、下の成長が正常
②上の成長は正常、下の成長が劣成長
に、なります。
※因みに今回は①か②のどちらかと言われると①の『上の成長が過成長で、下の成長は正常』になりますが、お顔のお写真から見てもそこまで上が前に出ている、前突感はみられませんでした💡
では、次に改善項目を説明していきます。
・まずはなんといっても上下とも顎の大きさが狭いので拡げる事が第一優先になります💦
・そして噛み合わせ、診断名は上顎前突(上の顎が下の顎より前に出ている、突出している)になりますので、上を下げるアプローチが必要になります💦
最後に今後の予測・見通しとしましては、、、、、
・ポイントは特に上の顎をどれくらい拡げられるかになってきます💡(もちろん下もですか、、、)
➡︎もう少し詳しく言えば、上の前歯6本(右上3番目の犬歯から左上3番目の犬歯)の並ぶスペースぶんだけ拡げられるかが小児矯正でFinishにもっていけるか・いけないかのターニングポイントになってきます💡
というのも、年齢も11歳で生え変わりもほぼ終わり成長も終盤に差し掛かっています💦
このわずかな期間でどれだけ拡げられるかが今後治療の方針が左右してきます😰
今回、お顔や口元のお写真からは突出感はそこまで無く、本人も特にお顔の突出は気にならずあくまでも歯並びとおっしゃっていましたので、
前歯6本のスペースがちゃんと確保出来ればなんとか小児矯正(1期治療)期間で終わらせられる望みもまだ残ってますが、もしスペースが確保出来なければその時は成人矯正(ワイヤー矯正を用いたⅡ期治療)に移行し、永久歯を抜く必要性が出てきてしまいます💦
今回のケースとしては小児矯正期間で終わらせられる確率はかなり厳しいですが100%望みがないと言う訳ではないので小児矯正治療をトライするのは僕はアリと判断して現在治療に移行しております🙇♂️
子供の矯正に関して見る👀ポイントは大きく2つです。
①歯並び
②噛み合わせ
それを大前提に現状問題点をピックアップして、それに対するアプローチも考え今後の動向を見据えた治療が必要になりますので、
・もう少し生え変わりが進むめで待つなど
どんどん成長期の時期が限られてきたりしてしまいますと小児矯正で治る可能性が下がり、成人矯正マストになりますので見極めが大事になってきます🙇♂️
今回のように今後ご紹介していき、もしお子様の歯並びと似てるななどありましたら参考にして頂き、少しでも疑問や不安解決の一助になればと思っております☺️
⚠️矯正医の見解はそれぞれ異なります。
治療に用いる装置や道具、見解や見極めも異なりますのであくまでも僕の見解になりますのでご理解して頂ければと思います。
小児矯正について何かわからない事、聞いてみたい事などありましたら、
Instagram『@dr.takahisa_official』のDMよりご連絡頂ければと思います☺️