今回は『抜歯した部分を放置しておくと...』をテーマに、放置する事でどのようなリスクがあるのかご紹介していこうと思います💡
まず始めに、
抜歯に至ってしまう理由はさまざまです。
例えば、、、
①歯周病により歯の周りにある骨(歯槽骨)が吸収してしまい、結果歯の支えが無くなりグラグラ動揺が増してきて抜歯に至るケース💦
②虫歯が大きく進行していて、全部取り除くと、残せる部分が僅かな為に結果的に抜歯に至ってしまうケース💦
➡︎特にこれに関しては『神経を取り除いた歯(根の治療、根管治療をした歯)』に多いです。
理由は、神経が残っている歯であれば、
『冷たい物がしみて痛い、温かいものも痛い』など知覚的要素があるので何か異常がある場合は気づきやすいのですが、、、
神経を取り除いてしまっている歯は『冷たいもの、温かいものがしみる』などの知覚的要素を感じない為、悪くなってしまってたり、虫歯が進行してたりする事にも気付きづらいからです(−_−;)
また厄介な事に、神経を取り除いた歯は一般的に被せもの(下記のクラウンのお写真)
を被せるのですが保険治療の素材の銀歯など金属の被せ物に関しましてはレントゲン写真を撮影しますと、下記のレントゲン写真のように金属の部分は全て白く写ってしまうために被せ物の内面が虫歯になっているかどうか気づきづらくなってしまいます。
③ご自身の歯にヒビが入ってしまい割れてしまったケース💦
など、理由は様々あります。。
話しは少し逸れましたがここから本題に入っていきます💡
『抜歯した部分を放置しておくとどのようなリスクがあるのか❓』ですが、状況としては下記のような状況の事を指します❗️
⚠️親知らずを抜歯した場合は当てはまらないです💦
写真のように抜歯した部分の前後には歯があり、対顎にも(上顎なら下顎、下顎なら上顎の事を言います🙇♂️)歯がある場合です。
基本的に歯は常に接触している環境を好みます😊
前後の歯ともくっついていたいし、対顎の歯ともくっついていたい(噛み合っていたい)のです💦
その為、、、
➡︎『前後の歯が傾斜(倒れてきてしまう)、もともと噛み合っていた対顎の歯が背伸びをして更に生えてきてしまう挺出😰』と言うリスクが生じてきてしまいます(−_−;)
それにより歯並びの乱れ(咬合平面の乱れ)が生じてしまいます(−_−;)
咬合平面、歯並びの乱れがあるとどんなリスクがあるかと言いますと、、、
人間は食事の際に、噛む垂直運動と、すり潰す水平運動をしてのか食べ物を飲み込みます。
その際にこれはあくまでも最悪な場合ですが、、、
接触を求めて歯が背伸びをして更に生えてきてしまう(挺出)と、すり潰す水平運動をする時に干渉(引っ掛かり)が起きてしまい、顎の運動が制限されてしまいます💦
結果的に顎に負担がかかり顎関節症などのリスクが生じてしまう事もあります🙇♂️
その為、歯を抜歯した後は必ず何かしらの処置をして人工的な歯を作る必要性がありますので、抜歯した後は放置をせずに治療を受信される事をオススメいたします☺️
今回は『抜歯した部分を放置しておくと...』をテーマにご紹介していきました😊
歯科治療について何かわからない事、聞いてみたい事などありましたら、
Instagram『@dr.takahisa_official』のDMよりご連絡頂ければと思います☺️